ラ グランジュ ヌーヴ ド フィジャック 1999
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1999年の恵をギュギュッと詰め込んだグランヌーヴ
滅茶苦茶エレガントです。
さすがメルロー、しなかやで優雅でなめらかで、ビロードタッチ、
シルクタッチってこんなんや~。
Web担当おけいが3月のワイン教室に参加した感想
木いちごの香りがして、メチャメチャエレガント。
ふわっと口の中に広がり、優しさを感じた。
この時のワイン教室のテーマのジロンドの右岸左岸の土壌の違い。
左岸のオーメドックの砂利質の大地は、水はけが良いためぶどうの樹は
水源を求めて5~8メートルも地下深くに根をはり、強じんでちょっとやそっとの
干ばつではへたれない。温かい土地を好むカベルネソーヴィニヨンにピッタリの大地。
右岸のサンテミリオン、ポムロールの大地は、粘土石灰質。粘土質の土壌は、
たっぷり水を含んだスポンジのようなもので、ぶどうは土中深く根を張る必要がない。
そのため異常に高温な夏の年には、樹が枯れて全滅する年もある。
フランスでは雨が少ないからといって畑に散水は できない。
あくまでもその年の天候で作られたぶどうにこだわるのかな。
ともかく、水を含む冷たい土地を好むぶどう品種はメルロー。
同じ1999年のカベルネ中心のワイン(シャトー・ラ・ペイル)と
メルロー中心のワイン(このページのワインラ・グランジュ・ヌーヴ・フィジャック)を
比較ティスティングして違いが良くわかった。
味に違いがこんなにも出るなんて・・・どちらが好きかは本人の好みにもよるけれど
おけいはメルロー派かな。
すごくな めらかで、マダムが時々言う「ビロードのタッチ」ってこんなかも!
甘味も酸味も渋味もちょうど調和がとれて上品に入ってしかも余韻が長く、
おけい好みなんだわ。
ちなみによねちゃんは力強いワインが好きでカベルネ派。
で、シャトーペイルが好きと言っていた。
グランヌーブは上品に飲み頃になっており、シャトーペイルの方は、
まったり熟成のチョイ手前かなと、マダム。
今回はヴィンテージを揃えてしたけれどこれがどのワインにもいえることではない。
あくまでもこの2本に関してのコメントですべてのオーメドックとサンテミリオンがこうというわけではない。
ブレンド比率・作り手・ワインのクラスにもよる。そこが面白かった。

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